EAP(従業員支援プログラム)とは
EAP(Employee Assistance Program)は、企業で働く従業員のメンタルヘルスやパフォーマンスを支援するための外部・内部の支援プログラムです。厚生労働省の「こころの耳」でも、職場のメンタルヘルス対策における外部資源の一つとして位置づけられています。
EAP・企業内カウンセラーの主な仕事内容
求人票でよく見られる業務内容には、次のようなものがあります。
- 従業員からの電話・メール・オンライン相談対応
- カウンセリング記録の作成・ケース検討
- 休職者の復職支援面談
- ストレスチェック結果を踏まえた職場環境改善のコンサルティング
- 管理職向けのメンタルヘルス研修・従業員全体向けのコミュニケーションセミナー講師など
- 人事や産業保健スタッフと打合せ
- ハラスメント関連の相談対応
相談内容は従業員個人の心理的な悩みだけでなく、キャリア相談や職場の人間関係など幅広いテーマに及びます。
必要な資格・経験
求人では「公認心理師」「臨床心理士」のいずれか、または「産業カウンセラー」資格を必須とするケースが多く見られます。企業領域や産業領域でのカウンセリング経験(目安として3〜5年程度)を応募条件とする求人も少なくありません。一般企業において社会人経験が5年必要というケースも少なくはないです。民間会社組織という文化を知っている方、クライアントと客先との間に立ってカウンセリングを実施することとなるので、ある程度のバランス感覚が必要となります。
一方で、EAP事業者によっては未経験者向けの研修体制を整えているところもあるため、「経験がないと応募できない」と決めつけず、各求人の応募資格を個別に確認することが重要です。
最近では、医療領域経験者などが必要とされている風潮があり、一般企業に勤めていなくてもその部分において評価されることもあります。
EAP求人の探し方のポイント
EAP・企業内カウンセラーの求人は、常勤・契約社員としての募集のほか、業務委託(1件ごとの相談対応)や在宅・オンライン対応可の求人も存在します。本業を続けながら副業として関わりたい人にとっても選択肢になり得る領域です。
勤務形態(対面/電話/オンライン)、対応企業数、研修の有無、報酬体系(月給/時給/1件単価)を求人ごとに比較することをおすすめします。
まとめ:企業領域でのキャリアを考える入口として
EAP・企業内カウンセラーは、臨床現場とは異なる「企業・組織」を対象にした心理支援の仕事です。産業領域でのキャリアを検討している公認心理師・臨床心理士の方は、まず求人票の業務内容と必要資格をよく確認したうえで応募を検討してみてください。


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